「学習成績一覧表」

2009/07/06 Mon 02:04

さくら進学クリニックにも書きましたが、「平成21年度公立高等学校入学者選抜における学習成績一覧表(学習成績分布表)」が、公表されています。

早速、一番上にある葛南教育事務所(市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市)を見てみました。(全県調べても仕方ないので、葛南しか見ていませんが)

5市の中で、「中学校評定合計平均値」が最も高かったのは、浦安市立日の出中学校の「104」で、次点も浦安の美浜中「102」でした。
5市の全69校中「100」を超えていたのは、この2校だけです。

逆に最も低かったのは、八千代市立阿蘇中学校の「84」で、次点の市川市立下貝塚中「88」を引き離しています。
「90」未満の中学校は、市川市7校、船橋市2校、八千代市1校の計10校で、市川の多さが目立ちます。(習志野市と浦安市はなし)

3年間オール5の生徒が受験した場合、内申点は、
日の出中の生徒が135-(104-95)=「126点」になるのに対し、
阿蘇中の生徒は135-(84-95)=「146点」にもなります。

このところ、一般入試の問題が難しくなっている(合格点が下がっている)ため、学力検査で逆転できる可能性が増しているとはいえ、県立御三家レベルで「20点の差」を覆すのは容易ではないでしょう。
正直、日の出中や美浜中から、県千葉や県船橋を受験する気は起きないでしょうね。(優秀な生徒は、都内の国私立高などに進むのでしょうか。)


各市の平均値を出してみると

市川市   91.3
八千代市 93.1
船橋市   93.4
習志野市 94.0
浦安市   97.5

と、自治体による差が大きいことがわかります。
市川と浦安は隣同士なのに、正反対の結果が出ているのが興味深いですね。

県の基準値である「95」を下回る自治体が多いのは、下回ったぶん全員に加点ですから、「うまく利用してやろう」という中学校側の姿勢があらわれているのでしょう。
「95点」を1科目・1学年平均に直せば、95÷(9科×3年)=3.51・・・ですから、「成績をつける際は、平均3.5を越えないこと」などという、暗黙の内規が存在している中学校もあるかもしれません。

浦安のような自治体はあるものの、全体的には「バブル状態の評定値を、他県並みまで下げさせたい」という県教委の思惑は、「算式1」の導入2年目にして、早くも達成されているように思います。
やり方はどうあれ、県としては「上手くいった」ということでしょう。
そこに、たくさんの「受験生の涙」が流れようとも、結果が出れば役所としては満足なんでしょうね。

千葉県教育委員会 | コメント(8) | トラックバック(0)
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