こんにちは、さくらです。
今回書く話はフィクションで、すべて私の想像です。
事実にもとづいた話ではありませんのでご注意ください。

先日、進学コラムに「東葛飾中学校」について書きました。
進学コラムは高校受験生に向けたコラムなので、受験生に関係のないことは書くことができず、「書いては消し」の連続で時間がかかったわりにはあのような「あたりさわりのない」ものになってしまいました。

そんなわけで、談話室で「東葛飾中について、その2」です。

千葉県は隣の東京都に比べて公立中高一貫校の導入が遅めでした。
それは、千葉県が公立人気の県であることもあり、導入の必要性を感じていなかった(あまり導入に前向きでなかった)ということもあるのでしょう。
ただ、公立一貫校は全国的な流れ(国のプッシュのせいですが)であり、避けては通れない道でもありましたから、当然、どんな形で導入すべきかは考えていたでしょう。

その後、県千葉に初の県立中学校設置となったわけですが、公立トップ校への設置ということで世間では「千葉県は中高一貫で大学実績を伸ばそうと考えている」と色めき立ちました。
そして、次はまた御三家の一角である東葛飾に2校目の県立中学校です。
その手の話が好きな人たちは思うことでしょう、千葉県は「本気だ!」と。

はたして、そうなのでしょうか。

千葉中学校開設以前、渋谷幕張の台頭に県の担当者が「県立高校はこのままで大丈夫なのか」と危機感を持ち、各上位校に「大学実績の向上」を働きかけたとしても、県千葉高校は授業のやり方をほとんど変えることはなかったでしょう。
「自由すぎる」生徒の行動が学業の妨げになっているのではないかと小言を言っても、県千葉高校の生徒指導が変わることもなかったでしょう。

県千葉高校は県の意向が伝わりにくい学校だったのです。

しかしそれは、伝統校が「伝統を守っていくため」には必要なことです。
各高校がそれぞれの意志で学校を運営していくことで、それぞれの「特徴」や「独自性」が維持されるのです。

ところがそれは、時に県との軋轢を生みます。
県千葉は県の指示に従わない「困った学校だ」と。

そんなとき、「どこに公立一貫校を設置するか」という議題が上がってきます。
県立中学校は言うまでもなく「県主導によるプロジェクト」です。
学校の運営には県の意向が強く反映されるでしょう。

そこで誰かがこう言います。
「言うことを聞かない学校を一貫校にしてしまえば、県の意のままに操れるようになるのではないか」
・・・頭のいい人はいるものです。

高校は県の指示に従わなくても、中学校は県の意向に添って運営されます。
高校の先生は言うことを聞かなくても、中学校の生徒は意図した方向に育成できますから、やがて高校も中から変えていくことができるでしょう。

県立中学校はいわば「県の出先機関」「県の大使館」です。
中学校の中は「治外法権」状態で、何でも県の意のままに動かすことができます。
高校にとって公立中高一貫校とは、黒船が持ってきた「不平等条約」のようなものでしょう(笑)。

県千葉高校では、今春、千葉中学校からの進学者を初めて受け入れました。
そのことで県千葉高校がどう変わっていくのか、結果はまだわかりませんが、県は成果を感じているのでしょう。
なぜって、もう一つの「目の上のたんこぶ」(こっちが「本丸」と言ってもよいかもしれません)東葛飾高校にも同じ方法で黒船を送り込んできたのですから。

辺境の東葛飾は難敵とみたのか、「中高一貫校」だけでなく「医歯薬コース」までつけてきました。
「山陽から羽柴、山陰からは明智」というくらいの盤石な布陣です。
事前に通告があったのかどうかは知りませんが、東葛飾高校では「上を下への大騒ぎ」だったでしょう。

さて、東葛飾高校はこの「黒船到来」にどう対処するのでしょう。
東葛飾高校に維新は来るのでしょうか。


しつこいようですが、今回の話はまったくの「フィクション」です。

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千葉県教育委員会 | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
フィクションでは終わって欲しいのですが…
 はじめまして、過去の記事にコメントさせていただきます。
 来春より東葛に通うことが決まった愚息の保護者です。

 昔ほどではないと聞きますが、しかし、生徒が自ら企画し、運営し、戦う。そういう校風のところに息子が進んでくれたことを嬉しく思っています。

 だが、これからの医歯薬コースと中学校附設という方針でどうなるか。
 医歯薬コースで生徒を分断するのではないか。
 中学校に関してはまさにお書の物語どうりのことを考えているのではないか。そう思えてなりません。

 はっきり言って、旧来の東葛生ぐらいしっちゃかめっちゃかやって、それで大学に進むぐらいでないと、これからの世界に通用しないんじゃないかと思います。日本の高レベルの中等・高等教育を無難に過ごして子たちは、同レベルの欧米の子に比べ、様々な「経験」が少なすぎるのではないでしょうか。
 本当のエリート校であればあるほど、自主・自律・自治を目指した経験を積むべきだと思います。御三家に伍する某新興県立高は、現役大学合格率を誇示されているようですが、そんなことは糞喰らえと保護者としても思っています(経済的には厳しいけど)。
 小金が征服(制服)されるなど、行政拘束(校則)が幅を効かせつつある感があります。中学生はきっと制服でしょう。非常に危険性を抱きます。
 金太郎飴のような管理は要りません。
 既に、門の問題などでも生徒会の弱体化が顕著のようです。
 
 息子が今後どう考えるか分かりませんが、「県教委が無体なことをやってくるなら、有力OB・OG(有名人・議員・県市商工会・財界など)やOB会に話を回していけ」とサゼッションしております。そういうことも含めて、高校生が学ぶことだと思っています。
No title
みねたぬさん、コメントありがとうございます。
東葛高校がこれからどうなっていくのか、まわりがしっかり見守っていく必要はあると思います。
もっとも、お書きのように、現役高校生もOBも(先生方も)ジタバタ抵抗するでしょう。
部外者としては、そういうやりとりを楽しみにしてもいます。(不謹慎ですが)
No title
さくら様
返信ありがとうございます。

>もっとも、お書きのように、現役高校生もOBも(先生方も)ジタバタ抵抗するでしょう。
>部外者としては、そういうやりとりを楽しみにしてもいます。(不謹慎ですが)

愛校とは何か、アイデンティティーとは何か、伝統とは何か。なぜ自分らはこれを大切にしようと思っているのか。
そういうことを在校生には考えてもらいながらジタバタ行動してほしいと保護者として思ってます。
そのほうが国際理解とか、これからの時代に向けて必要な思索でしょうから。

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