「後期選抜は誰のため」

2011/02/04 Fri 23:51

こんにちは、さくらです。

今日の新聞に私立後期選抜の志願状況が掲載されました。
そろそろ出るはずだと待っていましたので、上位校中心に食い入るように見ていたのですが・・・
ふと、全体を見ると、志願者が6名とか8名とか12名とか、とても一般入試とは思えない数字が並んでいるのです。

全日制51校中、志願者が100名を越えている学校は「わずか17校」です。
逆に、1教室で済んでしまう程度の志願者しかいない学校も、ほぼ同数存在します。
これが、普通の新聞に載っているわけですから、当然、高校受験に関係ない人も見ることでしょう。
普通の人がこの数字を見たら、今の高校受験はどういう制度になっているのか疑問に思うのではないでしょうか。

後期選抜は年を追うごとに「2次募集的色彩」を強め、入試相談のある学校では「完全に2次募集」といってよい状況です。
例えば、八千代松陰の今年の志願者は前期の2851名に対し、後期は27名です。
これでは、後期選抜には、もはや「存在意義は無い」といってよいでしょう。

20年くらい前の県内私立高入試は、1月中に単願推薦、2月上旬に一般入試という形式でした。
ほとんどの生徒は、1月中は普通の学校生活が送れたものです。

これが、公立高校の推薦入試が全校に導入された頃からおかしくなってきました。
公立に生徒を奪われまいと、私立が「併願推薦」なるものを発明・導入し、こぞって青田買いに走りました。
その結果、2月だった一般入試が、実質的に1月に前倒しされるようになったのです。
そして県は、実質的に一般入試が前倒しになったことを追認、堂々と1月中から一般入試ができるよう「前期・後期」という制度を作ってしまったのです。

この間、受験生と中学校はまったく置き去りにされていました。
中学校では、3学期にはまともに授業も行事もできなくなり、受験生は私立が2回、公立が2回という複雑な入試制度に振り回されることになったのです。

いったい、誰のための高校入試なのでしょう。

せめて、今日の新聞から「最近の高校入試は変なんだね」くらいのことを感じてもらえたら、少しは「明日の高校受験」がよくなるかもしれないと、ささやかに願ったりしています。


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