こんにちは、さくらです。

前回も書いた、朝日新聞の「教育」連載記事(正式には「教育あしたへ」という名称)で、昨日、県立船橋高校が取り上げられていました。
生物部の生徒が「国際生物学オリンピック」に向け、独自の勉強をしている様子が書かれています。

戦後の日本の教育では「できる子」は放置されがちでしたが、才能を伸ばす試みへのタブー視は薄まりつつあるという内容で、県船橋は「できる子を伸ばす」学校として紹介されています。
(県船橋は、現在、スーパーサイエンスハイスクールに指定されていて、先進的理数教育に取り組んでいる(同校HPより)そうです。)

塾で生徒を預かる身としては、ただでさえ高倍率になる県船橋を「さらに持ち上げる」ような記事は勘弁して欲しいのですが、地域トップ公立高に魅力があるのは良いことだと思います。
地域のトップ公立高が魅力的であれば、必要以上の苦労(苦行)をして私立中学に進学しようとする児童も減るでしょう。
(現在の中学受験熱は「行き過ぎ」でしょう。昭和秀英(一志)の倍率17.0倍なんて、入試とは呼べませんよ。)
将来、進みたい方向を持っている生徒が、トップ公立高に進むために公立中に進めば、公立中学校も活性化できるように思います。

個人的には、県船橋や東葛飾は、トップレベルの生徒をもっと引き上げる努力をすべきだし、努力をしたなら、それをもっとアピールすべきだと考えます。
(それは、東大合格者を増やすとかということではありません。)
卒業生のほんの何名かでも国を支える・国を代表する人物が出て来ると、地元の子供たちにはよい目標になるでしょう。
そういう人物が出ることで、次の人物がまた生まれてくるのです。
(テレビで見る卒業生が、江川紹子さんや、千石先生、野田財務大臣では、ちょっとアピールが弱いかな。)

その一方で、地域を支える中核になるべき大多数の生徒には、具体的な未来も見つめさせて欲しいと思います。
夢を持って入学してきた生徒たちに、夢だけでなく現実も見せて、現実社会における「自身の居場所」を模索させて欲しいのです。

中学までは「優等生」でも、トップ校に入れば、周りも「みんな優等生」です。
様々な才能の中で、「万能選手の優等生」から「自身の方向性」を見つけ出していくのが高校時代でしょう。
自分の能力を社会にどう生かしていくのか、そのヒントだけでも見つかれば、目的を持った大学進学もできるはずです。

そうした中で「自身の居場所」を見つけ出せれば、地域を引っ張っていくことができるでしょう。
誰しも「居場所」が見つかれば、持てる力を発揮することができるのです。

地域のリーダーになれる者が「我が身」だけを思い、地域全体を見渡さなくなってしまえば、人々の暮らしは荒廃してしまう。
最近の日本は、まさにそんな状態に感じます。
地域のまとめ役になるべき人間を育てることも、地域トップ公立高の大切な役目でしょう。

県船橋、東葛飾といった地域トップ公立高には、そういう「ふたつ」の方向性を持って進んでいって欲しいと思います。


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