「クリニック」のほうにも書きましたが、県内上位校の大学合格実績が続々とホームページにアップされてきています。
そこで、超難関国立大(東京大・一橋大・東京工業大)と、地元国立大(千葉大・筑波大)について比較してみました。(現役・既卒込みの数字です)


・超難関国立大


渋谷幕張 65名(東大47、一橋12、東工6)
県千葉   42名(東大22、一橋8、東工12)

東邦    21名(東大2、一橋4、東工15)

市川    15名(東大5、一橋5、東工5)
県船橋  14名(東大2、一橋7、東工5)
東葛飾  11名(東大4、一橋4、東工3)

昭和秀英  4名(東大1、一橋3、東工0)


これは、ざっと4グループに分かれました。

トップ2対決は渋谷幕張の圧勝ですが、県千葉までが普通に(クラスで1・2番でなくても)超難関大を目指せる学校といえるでしょう。

東邦の東工大15名は「理系の東邦」の面目躍如といった感じです。(そのぶん東大が・・・ですが)

市川・東邦よりも「入学者の平均レベル」が高いはずの県船橋・東葛飾は、苦戦を強いられていますね。
公立御三家の中で、「上昇志向の県千葉」に対して「ほどほどの県船・東葛」というカラーが出ているということなのでしょうか。


・地元国立大


県船橋   83名(千葉61、筑波22)

渋谷幕張 54名(千葉39、筑波15)
県千葉   49名(千葉40、筑波9)
東葛飾   49名(千葉17、筑波32)

市川    42名(千葉30、筑波12)
東邦    33名(千葉23、筑波10)

昭和秀英 22名(千葉19、筑波3)


これも、4グループに分けてみました。

地元国立大は県船橋の完勝です。(83名は実に「学年の4分の1」です)
昨年、「進学コラム145 県船橋高・東葛飾高の進路実績」で、「県船橋・東葛飾は「難関私大や地元国立大」に多く進学する高校だと言ってよいでしょう。」と書きました。
その結論は、今年も当たっているといってよいのではないでしょうか。

渋谷幕張・県千葉でも、これだけ出るというのは、不況の影響で「出来るだけ国公立大に」ということがあるのかもしれません。

私立高の中では、市川が善戦、東邦も意外に国立志向(前出の東工大も含め)ですね。
東邦は医薬系志望者が多く「お金持ち学校」のイメージなのですが、時代とともに変わってきたということでしょうか。
超難関大から、地元国立大、難関私大、医薬学部まで、東邦はバランスがよい学校になっているように思います。


と、まあ、それらしく分析を書いてみましたが、「作為的な表現」を感じてくれたでしょうか。
渋谷幕張・県千葉を評価しつつ、県船橋・東葛飾を過小に、東邦を過大に評価してみました。(ウソは書いていないつもりですが)
大学合格実績の比較など、「書く人の主観」でなんとでもなってしまうことを言いたかったのです。

(そんなわけで、この記事は「クリニック」のほうではなく「談話室」に載せたわけです。)

大学合格実績というやつは「魔性の魅力」を持っているようで、これを比較したがる人は後を絶たず、一元的な見方で「躍進」とか「凋落」とか言ってしまいがちです。
そこに「目的」があれば、特定の学校を過大に評価して見せることも可能です。
都合の良いデータを強調し、都合の悪いデータは載せなければよいのです。
(ちなみに、この記事では「卒業生数(クラス数)」を隠しています。
昨年は県千葉・県船・東葛・秀英が8クラス、渋幕9クラス、東邦11クラス、市川14クラスです。)

個人的には、高校教育の目的は大学合格だけではないと思っているので、学校選びに際して大学実績は2次的な要因だと考えています。
(もちろん、難関大に多数合格を出している学校は、それなりの(評価できる)中身を持った学校だといえるとは思いますが。)
大学合格実績は数字ではっきり出るものだけに、わかりやすく、インパクトがあります。
それだけに、注意が必要だということを知っておいてください。


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