習熟度別授業

2013/11/05 Tue 16:50

こんにちは、さくらです

東京都では公立の全小中学校で算数と数学の習熟度別授業を実施するようです
塾で様々な生徒を見てきた身としては、習熟度別授業の実施には賛同できます
ただ、小学校で算数をやるのなら、中学校は英語が先ではないかと思います

ちょうど今回の進学コラムで「公立入試の教科別特徴」を書きました
下は平成25年度千葉県公立前期選抜の得点分布グラフ(左が英語、右が数学)です

前期英数02

グラフを見てみると、数学は平均付近に多くの生徒が集まっており上位と下位の生徒は少なめです
しかし、英語は上位から下位までまんべんなく生徒が分布しており、下位生の層が厚いことがわかります
千葉県公立入試のデータですが、どこの都道府県でも教科の特徴は同じでしょう

私の経験でも、中3で Are you study English? などという英文を書いてしまう生徒を数多く見ています
基本的な文法の定着が不十分なのは、中1での演習量が不足しているからでしょう
基本が定着していない生徒に、不定詞や受動態、現在完了などを教えても理解できるはずはありません

英語は中学校から始まる教科ですから、わからないといっても国語や数学ほど根が深くありません
中1レベルに戻ってしっかりと決まりを覚えれば、授業がわかるようになる生徒は多いはずです

小学校で算数の習熟度別授業をするのですから、その授業を受けてきた児童が中学生になったときには、数学で落ちこぼれる生徒は減っているはずです。
(減っていなければ、何のための習熟度別だったのかということになります)
そういう意味でも、中学校では英語の実施がよいと思うのです


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「英語の授業は英語で」

2013/04/07 Sun 03:08

こんにちは、さくらです

今年度から実施される高校の新指導要領では「英語の授業は英語で行うこと」が原則となります
この突拍子もないアイデアが、まもなくスタートします

大学受験で結果を求められる進学校では、文法問題をどう教えていくのでしょうか
基礎学力に乏しい生徒が多い学校では、そもそも英語で話が通じるものなのでしょうか

1回や2回の授業ではない、年間を通しての授業です(しかも、英語は3年間あるのです)
現場の先生は大変だろうと思います

もっとも、日本人は英語に対してコンプレックスがものすごくあるようなので、いろいろやってみることはいいのかもしれません
試行錯誤していく中で、きっと有効な指導法を生み出す先生が現れることでしょう
長い目で見ていけば、いい結果も期待できるかも・・・

話は変わりますが、最近、「ロケみつ」(月曜日深夜TBSテレビ)というバラエティー番組にはまっています
その中で、「ヨーロッパ横断ブログ旅」という、若い芸人の女性(桜 稲垣早希さん)が指定された通過ポイントを探しながらヨーロッパを旅するコーナーがあります

旅の内容はいかにもバラエティー番組なのですが、スタート時には現地の人とほとんどコミュニケーションが取れなかった早希ちゃんが、だんだんとコミュニケーションできるようになってくるのです(日常会話程度ですが)
回を追うごとに、相手の言っていることがわかるようになってきて、話す言葉は文法無視のひどい英語ですが、それでも立派に伝わるのです
結局、言葉は必要に迫られれば何とかなるということなのでしょう

もうひとつこの番組で知ったことは、オーストリア、イタリア、スイス、ドイツと旅をしてきて、ほとんどの場所で英語が使えることです
駅員や店員だけでなく、普通の人に話しかけても、おおむね英語で通じています
日本ではこうはいかないでしょう
世界は思っている以上に、英語を中心に回ってるんだなと感じます

何ということのないバラエティー番組ですが、なかなか勉強になります

まあ、やっぱり英語は勉強した方がよいのでしょうね
やれることは、やってみてよいのではないでしょうか
それが、明日の日本と世界を作るのですから
(すいません、今回はまとまりませんでした・・・)


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こんにちは、さくらです

少し前に、「35人学級の実施は見送られることになった」という報道がありました
民主党から自民党に政権が移ったことによる政策の転換だそうです
教育にたずさわる身としては、学級の人数を減らせば教育効果が上がることは自明なので、少し残念に思います

学級の人数を減らすことは、教員の数を増やすことにつながります
教員の数を増やすためには相応のお金が必要なので、費用対効果を考えると見送りが妥当という判断なのでしょう
もっとも、自民党は「小さな政府」を目指しているわけですから、党の方針通りの政策転換だといえます

政府の考え方を「学校は40人学級でできる教育を行えばよい」ととらえるならば、今の小中学校はもっと仕事を整理するべきでしょう
40人学級では、正直、先生の目を行き届かせることはできません
私の経験からいえば、十分に目が届く人数は20数名まで、頑張っても30名まででしょう
(その意味では、35人学級が実現しても教育効果を著しく向上させるものではないでしょう)

今の学校は何もかも抱え込み過ぎています
仕事を整理して「できること」に専念しないと、「何もできない機関」になる可能性があります
とはいえ、文部科学省や教育委員会が「この仕事はできません」とは言わないでしょう

われわれ国民は、「学校とは何を目的とした機関」なのか、きちんと議論してみる必要があるのではないでしょうか
学校がしっかり機能すれば、日本はもっと住みやすい国になるはずなのです


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「1月中の授業」

2013/01/20 Sun 02:45

こんにちは、さくらです
早いもので、県内私立前期選抜も今日でおおかた終了します

それにしても、冬休みが終わるとバタバタと「願書提出」「入試」「発表」と続きます
中学校ではとても授業どころではないでしょう
この時期の、中学校の先生方のご苦労を思うと頭が下がります
(塾の先生の苦労など甘いものです)

私が塾に勤め始めたころは(20年も前ですが)、県内私立高入試は2月7日~9日でした
(1月中には単願の推薦入試だけが行われていました)
このころはまだ、1月中は中学校の授業が成立していたと思います

中3の3学期だって、中学校の教育課程の一部です
きちんと授業が成立するよう入試日程を組むことは、教育に携わるものの最低限の務めでしょう

現在、全国的に公立高入試の一本化が進んでいます
遠くない未来に、千葉県でも公立入試が1回のみになるでしょう
公立入試が1回になれば日程にゆとりができますから、私立入試はもう少し遅くできるでしょう
そのときには、2月上旬あたりで1回だけの入試になって欲しいものです


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こんにちは、さくらです

13日(土)の新聞に「私立高教員37%非正規」という記事が載っていました
文部科学省の調査によると、2011年、全国の私立高校では非常勤、常勤講師の比率が全体の36.8%を占めているそうです
それは、公立高校(19.7%)の倍近い比率です

1年以下の契約の先生では、責任を持った指導を継続的に行うことは難しくなるでしょう
赤点をつけて留年させても、来年も自分が指導できる保証はないのですから
部活動の顧問を引き受けることも難しいでしょう
(監督が1年ごとに変わってはチームが強くなるわけありません)

「少子化」「長引く不況」、そして「公立高校無償化」と、私立高校の置かれた状況には厳しいものがあります
学校側は「質の維持」と「人件費抑制」のバランスに頭を痛めていることでしょう

しかし、講師が多くなったからといって、必ずしも授業の質が下がるわけではありません
「講師が多い」=「若い先生が多い」ということですから、やりようによっては学校を活性化させることだってできるでしょう
(中には若くない講師もいらっしゃるでしょうが・・・)
そこは頭の使いようです、逆境を「次の一歩」に転じられる学校が数多く出てきてくれることを期待します

ところで、納得いかないのは、なぜこの時期に文部科学省がこのような発表を行うのかということです

今、受験生は三者面談を目前に控えて志望校の絞り込みの真っ最中です
この時期にこんなデータが出てしまえば、「高い授業料を払うのに先生が非正規なんて、私立を受ける意味なんてあるの?」と思っても仕方ないでしょう
これは私立高校にとって大きなダメージです

文部科学省は監督官庁として事態を打開する立場にあるのに、私立高校の経営難に追い打ちをかけてどうしようというのでしょうか
私学は私企業だから関係ないとでもいうのでしょうか

高校受験において、私立高校の果たす役割は小さくはありません
公立志向の強い千葉県においても、私立抜きの高校受験は考えられません
私立高校が各々の役割を果たすことで、公立高校も存在していけるのです

公立も私立も、国民、県民のための教育機関として健全な教育が行われる必要があります

文部科学省の「影響を考えない行動」には、国民の教育を担っているという責務の重さを理解していないとしか思えません
「教育は国の礎」「子供は国の宝」です
未来の日本と世界を作る子供たちのために、よりよい教育機関を育てていく監督官庁であってもらいたいと願います


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